好評につき、抽選式株主優待制度の拡充を実施いたします

本日、エプコの2020年12月期 第2四半期決算について発表しました。

投資家向け決算説明資料をWebサイトに掲載しておりますのでご確認の程宜しくお願いいたします。

(参考)2020年12月期 第2四半期決算説明資料

なお、決算概況につきましては8月31日(水)18:00からWEB形式で決算説明会を開催いたしますので、多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

(参考)第19回 経営計画説明会(2020年12月期 第二四半期)のお知らせ

当第2四半期の概況及び今後の対応策については、先日のブログ「事業ポートフォリオの優先順位の見直しについて」にてご説明させて頂きましたので、今回は、本日発表しました当社の抽選式株主優待(太陽光発電システムの無償提供)制度の拡充を決定した背景について触れたいと思います。

当社の抽選式株主優待(太陽光発電システムの無償提供)について、第1回目の抽選申し込みが7月28日より始まりましたが、8月9日10時時点で700名を超える申し込みがありました。

今回の抽選式株主優待の対象者である6月末日の株主名簿に登録されている株主さまは3,955名であり、現在の応募は対象株主数の18%を超える申し込み状況となります。これは、当社が当初に想定していた申込数よりも多く、太陽光発電システムの無償設置は想像以上に関心が高いことが伺えます。

抽選への応募にあたり、当社に寄せられた株主様からのご意見を一部抜粋してご紹介いたします。

・太陽光発電システムは環境に良く取り入れたいと考えています。
・昨今電力代の高騰もあり、是非設置したい。
・これまで高額な費用や発電効果を理由に様子を見ていたが優待を知り応募した。
・とてもワクワクする株主優待なので、是非とも継続して欲しい。将来的には当選者数の拡大を希望します。
・可能であれば蓄電池も付けてもらえるとありがたいです。
・株主優待の抽選で太陽光発電が設置出来る事を知り、御社の株式を購入しました。

以上のようなご意見を多数頂戴しており、住宅における再生可能エネルギーの活用に対して社会全体の関心と期待が高まっていることを実感いたしました。

一方、このような関心と期待の高まりから、「優待対象を増やしてほしい」というご意見も多数頂戴しております。これを受け、当社として株主優待制度を拡充し対象人数の増員および、下半期には設置する機器も太陽光発電システム、蓄電池いずれかを選択可にすることを決定いたしました。

(参考)株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ

以上のように、優待制度を通じ、より一層、省エネ住宅の普及に対する認知や関心を高め、ひいては当社の省エネサービスの事業拡大を目指してまいりたいと考えております。

また、省エネサービスの事業拡大から設計サービスおよびメンテナンスサービスに対するシナジー効果を生み出し、事業成長を加速させてまいりたいと考えておりますので、引き続きご支援の程宜しくお願いいたします。

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事業ポートフォリオの優先順位の見直しについて

本日、2022年12月期第2四半期及び通期の連結業績予想の修正を発表いたしましたので、その背景についてご説明させていただきます。

まず、エプコの3つの事業ポートフォリオの事業環境を説明しながら、事業ポートフォリオの優先順位見直しについて、ご説明させていただきます。

①設計サービス事業:【↘】

今回の業績予想修正の主要因は設計サービス事業における計画未達です。

設計サービス事業は創業時からの事業で、これまではエプコの業績の牽引役でした。

一方で、設計サービス事業は新築住宅向けのサービスであるため、新築住宅(主に注文戸建住宅)は減少トレンドのため、近年は厳しい事業環境が続いております。

また、設計の入力作業は中国子会社(深圳市及び吉林市)で行っているため、昨今の急速な円安による運営費の増加がコストアップの要因となっております。

この打開策として、数年前からデジタル技術であるBIMを活用した3次元設計サービスへの先行投資を行っており、一部の大手住宅会社でトライアル採用となっておりますが、住宅業界全体への普及には、もうしばらく時間を要すと考えております。

②メンテナンスサービス事業:【↗】

建築図書と家歴データを活用した適切な修理対応と24時間365日のコールセンターサービスが事業の強みです。

また、ストック住宅に対するメンテナンスサービスのため、客先である大手ハウスメーカーの引渡し戸数に応じて、毎年、着実に管理戸数が増加し、結果として安定的な増収が見込めます。

一方で、管理戸数増加=人もオフィスも増加となるため、昨今ではアプリを活用したメンテナンスサービスの効率化も図っており、同時にアプリ開発も継続中です。

更に修理データを活用した機器交換やリフォームといったデータビジネスへのグレードアップが今後の課題と認識しており、この分野での人財補強も必要と考えております。

③省エネサービス事業:【⤴】

東京電力エネジーパートナーとエプコの合弁会社であるTEPCOホームテックを通じた省エネ事業を展開しており、太陽光発電や蓄電池、EV充電器などの省エネ・再エネ機器をサブスクモデルで提供するエネカリサービスを手掛けております。

省エネ事業は脱炭素社会の実現という世界的な潮流に乗っており、 また、昨今のエネルギー価格の高騰や電力不足も省エネ事業の追い風となり、大手分譲住宅会社や大手不動産会社からの採用が急増していて、今後はエプコの主力事業へ成長するものと思います。

一方で、急速な事業拡大に伴い、営業・設計・施工・業務・システム・アフターなどの体制整備が 喫緊の課題であり、TEPCOホームテックとエプコとのより一層の業務連携強化が必要となっております。

このため省エネサービス事業の受注拡大にエプコの経営資源を優先的に投入し、省エネサービス事業を基軸として事業成長を目指してまいります。

また、本日より、東京電力エネジーパートナーとTEPCOホームテックによる省エネキャンペーンも始まりました。キャンペーンを通じて、より多くのご家庭に省エネ・再エネを普及させていきたいと考えております。

企業は事業環境の変化に合わせて、事業ポートフォリオの優先順位を適切に見直さなければ成長できません。

これまでのエプコの事業ポートフォリオの優先順位は、①設計サービス→②メンテナンスサービス→ ③省エネサービスの順番で業績を牽引してきましたが、今後は、①省エネサービス→②メンテナンスサービス→③設計サービスの順番で業績拡大を図っていくことになると思います。

また、事業ポートフォリオの優先順位を見直すにあたっては、中期経営計画のローリングも行ってまいります。

今、下半期に中期経営計画におけるセグメント別の計画数値を見直し、2022年12月期の本決算のタイミングで開示させて頂く予定で検討を進めてまいります。

エプコとしては、今回の事業ポートフォリオの優先順位の見直しを通じて、経営スローガンである脱炭素x建築DXを更に推進して、事業成長を再加速させていきますので、引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

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抽選式株主優待制度を新設いたしました

今回は、本日発表いたしました抽選式株主優待制度の新設について、なぜ実施するのかを、ご説明させて頂きます。

エプコが抽選式株主優待制度を検討する前提として、自社のパーパス(存在意義)に直結し、自社のサービスを提供でき、SDGsにも貢献する、これら3つを網羅することができれば、社会からも、エプコを応援してくださっている株主の皆さまからも、理解を得られるのではと考えました。

企業が果たす大切な役割の1つとして、自社が展開している事業やサービスを、より多くの企業や消費者に知ってもらい、使ってもらい、満足してもらい、自社のファンになってもらうことは、企業の信頼性やブランド価値向上にとって重要なことだと思います。

これまでのエプコは大手ハウスメーカーの黒子として、新築住宅の水回りなど、住宅インフラに欠かせない設備設計サービスや、住んでからの暮らしを24時間365日で支えるアフターメンテナンスサービスを提供してまいりましたが、住まいや暮らしを縁の下で支えておりますので、エプコという社名やサービスそのものを知らない消費者、投資家が数多くおられます。

一方で、エプコもプライム市場に上場する企業として、より多くの人々や投資家にエプコを知ってもらい、エプコのサービスを使ってもらい、満足してもらうことで、エプコの事業性や将来性に魅力を感じていただき、エプコを末永く応援してもらう仕組みが必要と感じておりました。

そのような中、脱炭素社会の実現に向けて日本のみならず世界的にも省エネ・再エネの普及が求められている昨今、エプコが東京電力エナジーパートナー社と合弁しているTEPCOホームテックの省エネサービス(エネカリ)が、大手不動産会社や大手分譲住宅会社からの採用により拡大傾向にあります。

TEPCOホームテックが手掛ける太陽光発電システムを株主優待にすれば、先の3つの指標にも合致でき、TEPCOホームテックの工事ネットワークを活用することで全国対応も可能なことから、抽選式の株主優待制度として新設することにいたしました。

今後は市場や株主の皆さまからのご意見を踏まえながら、制度の改善や省エネアイテムの追加を検討していきたいと考えております。

エプコグループとしては、3つの事業(設計・メンテナンス・省エネサービス)を通じて、住まい・暮らし・地球環境をデジタル技術で支えることで、更なる事業成長を果たしてまいりますので、引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

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