A route みちすじ|株式会社エプコ CEOブログ
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中期経営計画|メンテナンスサービス

今回は当社が提供するメンテナンスサービスの説明です。

メンテナンスサービスは、住宅のアフターメンテナンス全般に関わるハウスマネジメントサービスであり、既存住宅を対象としている積み上げ式のストック型ビジネスであることから、業績は安定して推移しております。

2022年には、石川県金沢市に新たなメンテナンスサービス拠点として「金沢オペレーションセンター」を設立し、事業継続体制の強化を図りました。これにより、沖縄・東京・金沢の3拠点において、より安定したサービスの提供が可能となっております。

メンテナンスサービスにおいては、2027年に売上高27.0億円、経常利益4.6億円を目指しております。業績目標の達成にあたり、設計サービスと同様にデジタル技術を活用した生産性向上に注力することが重要となります。また、メンテナンスサービスはストック住宅向けのサービスであり、新築向けの設計サービスとは違って、今後住宅ストック蓄積とともに需要は拡大することが見込まれております。

さらに、新設住宅着工戸数の減少が続く中、当社グループの主要顧客である大手住宅会社は既存顧客との関係性を活かしたリフォーム需要の創出に活路を見出そうとしております。

このような環境の中、当社ではデジタル技術の活用による生産性の向上に加え、さらなる付加価値の創出にも取り組んでまいります。

具体的には、生産性向上の施策として、メンテナンスサービスのスタッフが従事している住宅会社向けのアフターメンテナンス受付・手配対応業務において、音声認識機能を活用した文字起こし、AIを活用した聞き取り内容の要約や自動応答、チャットボット機能の活用等を進めていきます。これらによって、現在の労働生産性を25%向上させ、利益率の向上を図ります。

また、付加価値向上の取組みについては、アフターメンテナンス業務を通じて蓄積された住宅履歴データや様々な知見を基に、設備機器の故障予測や災害被害の予防を目的としたサービスの提供や、再エネ・住宅・火災保険といったそれぞれの領域において、お客様の売上拡大につながるようなデータ分析・提供にも取り組んでまいります。