2022年1月の記事

MEDX株式会社の設立を発表!

本日、三井物産株式会社とエプコとの間で、住宅産業向けDXサービスを提供するMEDX株式会社の設立を発表いたしましたので、会社概要についてご説明いたします。

MEDX株式会社は三井物産51%、エプコ49%の合弁会社で、代表取締役社長は三井物産から、本社はエプコの東京本社内に設置し、事業開始予定日の4月1日に向けて準備を加速しております。

また、MEDX株式会社の主な事業内容については、下記になります。

①家歴データを活用したストック住宅市場の再活性化を促すCRMクラウドサービス
②住宅産業における温室効果ガス排出量を算出するデータ統合サービス

いずれもエプコのBIMとCRMのサービスに、三井物産のデジタル技術やビジネスネットワークを付加することで、住宅産業においてカーボンニュートラルを実現するためのビジネスモデルの変革・創出と、事業収益力向上を目指す事業を展開いたします。

社名の由来も、MitsuiとEpcoがDXで住宅産業の社会的課題に取り組むであり、名を体で表しております。

実は三井物産とエプコは元々近い間柄にあり、エプコがJASDAQ上場時には、三井物産は第2位の大株主でありました。

三井物産がプラスチック原料などを販売する資材メーカーや建築資材を販売する流通会社と、エプコが設備工業化システムで水回り配管や建築資材のプレファブ化に取り組むパートナ会社が一緒だったこともあり、事業に付加価値を付けたい三井物産と販路を広げたいエプコの思いが一致して、三井物産がエプコへ出資することになりました。

現在では資本関係は解消しておりますが、日中での人的交流は継続しており、商機が訪れた際に一緒にビジネスができるよう情報交換をしている間柄でした。

そのような関係性の中で、世界の潮流であるカーボンニュートラル社会の実現とデジタル技術を活用した産業構造の変革期を迎えている現代において、住宅産業はこの大きな2つの社会的課題に対処できておらず(もしくは不十分)、ここに商機があると両社の意見が一致して、今回の合弁会社設立となりました。

次回は、エプコが取り組むパートナーシップ経営について、お話しさせて頂きます。

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エネカリとエネカリプラスの違いは?

東京電力エナジーパートナー社の「カーボンニュートラル社会の実現に向けた新しい暮らし方のご提案について」から抜粋

今回は、TEPCOホームテックが手掛ける従来からの「エネカリ」と、東京電力エナジーパートナー社が提供する「エネカリプラス」の違いについて、ご説明させていただきます。

まず、「エネカリ」と「エネカリプラス」は併売いたしますので、エンドユーザーや住宅会社のニーズによって使い分けることが可能です。

TEPCOホームテックの「エネカリ」は、電化設備の製品メーカーやアイテムが自由に選択可能で、かつ、電化設備工事もTEPCOホームテックが材工で請負うケース、施工は住宅会社で設備機器はTEPCOホームテックで提供するケースなど、全国対応のオーダーメイド型サブスクモデルです。

一方で、東京電力エナジーパートナー社の「エネカリプラス」は、電化設備の機種限定、電化設備工事も東京電力エナジーパートナー社が提供(TEPCOホームテックが工事請負)する、関東エリア限定のパッケージ型サブスクモデルです。

TEPCOホームテックの「エネカリ」はオーダーメイド型ですので、住宅会社と連携した新築・既築の電化リフォーム向け、賃貸住宅の法人向けに相性が良いサービスです。

そして東京電力エナジーパートナー社の「エネカリプラス」はパッケージ型で、WEBマーケティングも東京電力エナジーパートナー社が展開いたしますので、エンドユーザーには分かりやすいサービスと思います。

また、「エネカリ」も「エネカリプラス」も、東京電力エナジーパートナー社とTEPCOホームテックが協働して営業いたしますので、お客さまのニーズに合わせて最適なサービスを提供してまいります。

そして、「エネカリプラス」でご契約された電化設備工事もTEPCOホームテックが請負い、工事品質やアフターメンテナンス体制も担保してまいります。

このように販売面・工事面・業務面で東京電力グループとエプコが一体となり、「エネカリ」・「エネカリプラス」を社会に広く普及させ、カーボンニュートラル社会の実現と防災に貢献する事業を展開してまいりますので、引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。

カテゴリー:エプコ

エネカリプラスの徹底解説!

東京電力エナジーパートナー社の「カーボンニュートラル社会の実現に向けた新しい暮らし方のご提案について」から抜粋

東京電力エナジーパートナー株式会社の秋本社長によるエネカリプラスと専用の電気料金プラン(くらし上手)の発表後、Yahooニュースや日経電子版など多くのメディアで紹介されております。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4f47638facd93bb346b58869765025acafa49ed

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC253SG0V20C22A1000000/

今回はエネカリプラスのサービス内容について、詳しくご紹介させていただきます。

まず、エネカリプラスの最大の特徴は、太陽光発電システムなどの電化設備機器は東京電力エナジーパートナー社が所有して、エンドユーザーは電化設備機器を毎月定額料金で利用できる点です。

従来も類似サービスはありましたが、住宅で電気をつくる(太陽光)・電気をためる(蓄電池)・電気をつかう(昼炊きエコキュート)、という経済価値と環境価値、そして防災を兼ね備えたシステムを、エンドユーザーが所有(現金支払いやローンなど)することなく、毎月定額料金で利用できるサブスクモデルは画期的なサービスです。

今後、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、住宅に設置される設備機器は電気自動車への充電設備なども含めて、電化にシフトされていくと思います。

その電化設備をエンドユーザーが随時購入するのではなく、電力小売り会社である東京電力エナジーパートナー社がお客さまのニーズにあった最適な設備を、毎月定額利用のアフターメンテナンス込みで提供するサービスは、これからの主流になると考えております。

エネカリプラスの2つ目の特徴は、初期費用が0円(既存住宅での足場代などは別途)で、契約期間は光熱費削減効果と毎月の定額利用料を比較して、10年間または15年間から選択可能です。

そして、太陽光発電システムで発電した電気の内、自家消費分も定額利用料の中に含まれます。

一方で、自家消費しない余剰電力は、東京電力エナジーパートナー社が利用いたします。

また、契約期間満了後は電化設備を無償譲渡いたしますので、以後は電化設備の定額利用料の支払いが無くなります。

3つ目の特徴は、電化設備のアイテムが選択可能という点で、太陽光発電システムは必須選択ですが、蓄電池と昼炊きエコキュートはエンドユーザーのニーズにより利用の有無が選択可能です。

また、太陽光発電システムなどの設備容量も、光熱費や住宅への設置状況などから選択が可能です。

太陽光などで発電した電気を利用して昼間にお湯を沸き上げる「おひさまエコキュート」は、再エネの普及により昼間の電力供給が増加する昨今、電力の需給バランスの調整弁としても有効な電化設備です。

そして、太陽光で発電した電気を上手に活用できる「おひさまエコキュート」専用の電気料金プラン(くらし上手)も同時リリースされております。

次回は、TEPCOホームテックで提供しているエネカリとエネカリプラスの違いについて、ご紹介させていただきます。

カテゴリー:エプコ