2023年のご挨拶

皆さま

新年明けましておめでとうございます。

当社も設立30年が過ぎ、当社を取り巻く事業環境も様変わりしております。

特に住宅産業は新築住宅の減少、ストック住宅の増加、省エネ・再エネ化やデジタル化への対応など、事業構造そのものの変革期にあります。

また、世界的な地球温暖化対策も待ったなしの状況で、脱炭素社会の実現に向けた取り組みも更に加速しなければなりません。

これまで企業が生み出す価値は生産性など経済価値が中心でしたが、これからの企業は経済価値に加え、環境価値をセットで提供しなければ企業としての存在価値がない、と考えております。

当社においても設立時から続けてきた新築向けの設計サービスや既築向けのメンテナンスサービスといった伝統的なビジネスモデルが、転換の時期を迎えております。

このように事業環境が大きく変化する中で、当社は経済価値と環境価値の両方を実現するための施策として、住宅産業の脱炭素化を掲げております。

当社は経営スローガンに掲げるHCDs(Housing Carbon Neutrality Digital Solutions)を通じて、脱炭素社会の実現に向けて取り組んでまいります。

具体的には、当社が出資するグループ企業と連携して脱炭素社会の実現に取り組んでおります。

これからの時代は、事業を通じて社会的課題である脱炭素社会の実現を果たすために、共通のヴィジョンを持った企業同士(グループ)が各々の強みを持ちより、相乗効果を発揮して事業成長を果たしていく。
まさにグループ経営が企業を成長させる源泉と考えております。

当社は、東京電力エナジーパートナー社とTEPCOホームテックを設立し、脱炭素社会と防災社会の実現に向けて、 省エネ・再エネの電化サブスクモデルを事業の中心に据えて取り組んでおります。

また、三井物産とはMEDX株式会社を設立し、住宅産業におけるサプライチェーン全体のCO2排出量の算出・見える化と、 家歴データを活用した中古住宅市場の活性化を事業ドメインにして取り組んでまいります。

そして中国ではLESSOグループとの合弁会社を通じて、中国国内の太陽光発電所に関する設計やメンテナンスといったO&Mサービスを提供してまいります。

このように当社は脱炭素社会の実現をグループ企業と共に実現し、グループ企業の成長を通じて、当社そのものも成長するグループ経営モデルへ移行してまいります。

引き続きご支援の程、よろしくお願いいたします。

カテゴリー:エプコ