カテゴリー:エプコ | a route(みちすじ) - パート 47

経営に通じる水泳とは?

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私が水泳を始めてかれこれ10年以上になりますが、私にとっての水泳は趣味ではなく、経営者として果たすべき役割の1つである体調管理のために行っておりますので、今でも泳いでいて楽しいと感じたことはございません。

ちなみに私が自分に課している水泳の数値目標は、1週間で6,000m、月間24kmを泳ぐことにしており、クロールで1,500mを40分で泳ぐのが、今の私の実力値になります。

水泳を始めたきっかけは、体調管理に気を付ける年代の40歳になり、1人でもできる有酸素運動で、末永く続けられる運動として水泳を選んだのが始まりでした。

水泳を10年以上続けておりますと、不思議と水泳は経営に通じるものがあるのではと思い始めております。

私の泳ぎは短距離を早く泳ぐタイプではなく、長距離を時間を掛けて泳ぐタイプですので、距離を確実に積み上げていくのが私の泳ぎになります。

企業は利益を毎期着実に計上し、社会に貢献すると共に、企業の永続性も大切なことであり、一時的に業績を拡大させ、数年後の会社の存続は不透明では、経営者としての資質が問われます。

経営者に求められることは、企業と利益を持続的に成長させることであり、それには持久力・忍耐力が必要であり、それらを兼ね備える水泳の遠泳は、経営に通じるところがあると考えております。

また、遠泳をするコツは、いかに力を抜いて抵抗を少なくして泳げるかであり、バタ足で水面をバシャバシャ波を立てて泳いでいる人には、総じて泳ぎがうまい人はおりません。

この力を抜くという点に関しましては、組織をまとめ上げる、あるいはお客様と永続的な関係を構築することに通じていると考えております。

会社内で経営者という立場を振りかざしてみても、面従腹背で社員は付いてきてくれませんし、社風も窮屈になってしまいます。

また、生意気な態度を表面に出す経営者では、お客様からの信頼を得られるはずもありません。

そういう点におきまして、経営は力まずに、効率良く物事が進むように舵取りをするのが経営者の力量と考えております。

そして、水泳をするときには当然に息継ぎをいたしますが、あたりまえですが、息は吐かなければ吸えません。

この点が経営に通じるところは、社員やお客様からの意見を待っていても誰も真意は話してくれません。まずは、自分の気持ちをしっかりと相手に伝えなければ(吐かなければ)、社員やお客様から本音を聞き出す(吸い上げる)ことはできませんし、納得も共感も得ることはできないと思います。

このように水泳は体調管理だけではなく、経営にも通じるところが多々あるのですが、まだまだ未熟者の私にとっては、出来ない事の方が多く、これからも社会や企業に役立つ経営者として、鍛練しなくては と思う毎日でございます。

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脳力を鍛え、創造力を豊かにする方法とは。

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弊社の東京オフィスには、私がエプコを創業した当時から今までに読んだ本が展示されており、誰でもが自由に読めるようになっております。

私自身は読書家ではありませんので、それほど多くの本は読んでおりませんが、それでもこれまでの約25年間で600冊弱の本が保管されておりますので、平均すると月に2冊程度の本を読んだ計算になります。

読んだ本の多くはビジネス関連や人物伝がほとんどで、気になる個所に線を引き、感じたことを書き込みながら読むタイプですので、1冊を読み終えるのに割と時間が掛かってしまいます。

私の場合は本を読むことで脳力が鍛えられ、その結果、創造力が豊かになり、現状にとらわれず、次代を創造する事業を手掛けることができたのではないか、と考えております。

したがって弊社の社員にも、スマホの中には輝かしい未来は入っていません。小さな画面を眺めていると思考が乏しくなってしまうので、紙の本を読んで、自分自身の脳力を鍛えなさいと話しをしておりますが、なかなか展示している本の貸し出しが増えません。

一方で、このa route(道すじ)という私の日記は、私が創業してからの悪戦苦闘の日々の出来事を記載していたり、仕事に向き合う姿勢や人生感などが書き留められており、社内向けにほぼ毎日15年近く配信しておりますので、どこかのタイミングで編集して、1冊の本に仕立て上げ、社内の教材にでもしたいと考えているところであります。

発刊の際には、皆様にもぜひ一読していただければ幸いです。(今のところ、そのような予定はございません。)

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香港の小売市況から考える中国経済の展望

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本日は香港の小売市況の現状とそこから読み取る中国経済について、私感を交えてお話しさせて頂きたいと思います。

昨今、中国人観光客による爆買いが減少している、中国の不動産バブルの懸念など、中国経済の減速が鮮明になってきたという報道が目につきますが、日本に居るとなかなか実感として抱きづらいのではないでしょうか。

弊社は香港と中国(香港の隣にあるシンセン市と東北部の吉林市)に拠点があるため、日常生活の中で中国の景況感を感じております。

中国人観光客にとって香港は身近な観光地ということもあり、2014年に香港を訪れた中国人観光客は約4,700万人(ちなみに2015年に日本を訪れた中国人観光客は約500万人)という統計もあるようですが、ここ最近では目に見えて中国人観光客が減っているのを感じます。

その変化の兆しが小売店に表れており、1年ほど前から有名ブランド店がフロア面積を縮小したり、店舗数を削減するなど、売上の減少に対するコストカットを矢継ぎ早に打ち出しております。

香港に20年近く住んでいる日本人の方に聞くと、20年前から最近までは、香港経済は多少の浮き沈みはあれど、ほぼ右肩上がりで成長してきたが、有名ブランド店の撤退やレストランの予約のしやすさなどから、宴の終わりを感じざるおえないと話されております。

香港は中国の鏡と考えている私にとって、やはり中国経済には急ブレーキが掛かっていると確信しており、間もなく日本経済にもその影響が及ぶと思います。

弊社では約3年前から意志ある先行投資として、足元の業績が好調な時に、新規のエネルギー事業に人・物・金を集中投資してきました。

同じ業績でも、業績の質を変え、足腰を更に強くして安定成長できる、経営の体質改善に取り組んでおります。

その成果は来期から出始めると思いますので、引き続き、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

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