エプコの中期経営計画を詳細解説-12

まずは従来の新築住宅における設備工事の建築フローについて、説明させていただきます。

エプコでは得意先であるハウスメーカーから建築図面のCADデータを受け取り、自社開発の設備設計システムを利用して建築CADデータ上に設備配管の設計をしていきます。

この時の設計時間短縮と品質向上のため、設計の自動化範囲を拡張する取り組みを日々行っております。

エプコでは設備設計に加えて、現場施工で使用する材料積算と設備工事店への工事積算を行っており、これらの積算は設備設計データから自動的に計算されております。

また、水回りで使用する給水と給湯配管は、工場でプレファブ化して現場配送されているため、給水給湯配管のプレファブ加工データも設備設計データから自動作成しております。

給水給湯配管がプレファブ加工できるのは、配管材料がゴムホースのようなチューブ状であるため、現場での施工も工場での加工も比較的容易なためです。

一方で排水工事においては、配管材料が4mの直管で口径も最大10cmと太く、サイズも様々なため、設備工事店が現場状況や材料の在庫に合わせて資材販売店へ材料を注文し、配送された材料を使って職人が現場で施工しております。

このような現場依存型の工事が残ってしまうのは、使用する材料が多く、配管形状が複雑なため、設計段階で現場での施工内容を忠実に再現しづらい点と、汚水などを流すため、配管材料をゴムホースのような可とう性のある材料に置き換えられない点も関係しております。

しかしながら、建築業界では職人の高齢化と職人不足が深刻さを増しており、排水配管のプレファブ化による建築工事の合理化は、業界ニーズが極めて大きいと判断しております。

 

カテゴリー:中期経営計画2021