エプコの中期経営計画を詳細解説-11

 D-TECH事業 2020年実績 2025年目標 年平均成長率 利益上昇率
 売上高 22.2億円 43億円 +14.1%
 営業利益率 20.8% 26.0% +5.2P

D-TECH事業はデジタル技術を活用して設計サービスを高付加価値化し、職人の高齢化対策と建築工事の合理化に貢献することで、売上高と利益率の向上を図ってまいります。

具体的にはBIM(ビルディング・インフォメーションモデリング)により設計図面を3次元化し、現場での施工状況を設計図面上で可視化します。

3次元設計図により施工内容が可視化されることで、水回りの排水配管を工場でプレファブ加工することが可能になります。これにより現場での施工簡略化が図れ、職人の高齢化や職人不足への対応に貢献することができます。

また、配管資材においては工場での集中購買となり、中間商流の短絡化が図れるため、建築工事の価格低減につながります。

更に3次元設計図はクラウドで情報共有されるので、工事関係者が3次元設計図をスマホや携帯端末で確認することができ、現場施工の品質向上や建築工事全体の合理化につながります。

次回からはBIMクラウドサービスにおけるエプコの強みやビジネスモデルについて、説明してまいります。

カテゴリー:中期経営計画2021