同じエネルギーでも全く違う住宅とビルディング

本日は、皆様からの質問が多い、住宅・家庭分野のエネルギーとオフィスビルや工場でのエネルギー利用の違いについて、お話しさせていただこうと思います。

これらの違いについては、エプコの事業経験から事例を上げてご説明させていただきます。

まず、住宅とビルでは使用される用語から異なっております。住宅は【建築】する、商業施設や工場は【建設】する という言葉を一般的には使用いたします。エプコが20年以上に渡り事業展開してきた住宅業界は、〇〇ハウス、〇〇ホームといった住宅会社様や工務店様が住宅の【建築工事】を手掛けております。一方で、オフィスビルや工場の【建設】を請け負う会社は、〇〇建設、〇〇組という社名を掲げる企業が多く、住宅会社様が商業施設を建設したり、建設会社様が住宅を建築したりするケースはあまり多く見かけません。

工事1つを取り上げても、住宅に求められる要件と商業施設や工場に要求される内容は大きくことなります。日本の住宅は軸組木造やツーバイフォーで建築することが多く、全国各地の気候風土を建築仕様に取り入れ、1つ1つが細かい住まいを建築していきます。一方で、ビルや工場は鉄筋コンクリート工法、鉄骨造などで建設され、施設も大きく、オフィスビル、商業施設、工場と用途も多様です。よって、おのずと業界や団体も異なり、それぞれが住宅専門、建設専門の分野に分かれております。

エネルギーに目を向けますと、例えば住宅の冷暖房はルームエアコンや床暖房であり、お湯を作るのはガスの給湯器であったり、深夜電力を利用するエコキュートで給湯します。また、太陽光発電システムは平均で4kw程度の小容量の太陽光パネルを住宅の屋根に設置しますが、住宅の方位や隣家の状況により太陽光パネルの設置位置や枚数を変えて、少ない発電量を最大化するように工夫を重ねます。

オフィスビルや商業施設になりますと、冷暖房は建物全体の空調を制御する空調システムを設置したり、都心部では地域全体の冷暖房エネルギーを供給する地域冷暖房システムが完備されているエリアもございます。太陽光発電システムでは、大規模容量の太陽光パネルを商業施設や工場の屋根に設置したり、メガソーラーを建設する企業もございます。

このように同じエネルギーを利用するにも、住宅・家庭分野とビルや工場では性質が異なり、使用する機器も違えば、エネルギーの消費量も大きく異なるため、省エネのやり方、コントロールの仕方は住宅・家庭分野とオフィスビルや商業施設では全く違います。よって、エネルギーや電力データを扱って事業を営む企業も、エプコのような住宅・家庭分野を専門とする企業と、オフィスビルや商業施設のような産業用途を得意とする企業は、おのずとすみわけされると考えております。

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カテゴリー:スマートエネルギーカンパニー

2013年12月期 本決算説明会

2月17日に東京証券取引所内で、2013年12月期の本決算説明会を行いました。

当日はファンドマネージャー、証券アナリストの方々を中心に40名程度の皆様が参加され、

2013年12月期の業績結果並びにスマートエネルギー事業を中心としたエプコの長期ビジョンを説明させていただきました。

当日の決算説明会では、なぜエプコがスマートエネルギー市場に参入するのか や、エプコの強みなどについて説明させていただきました。

まず、スマートエネルギー市場への参入理由ですが、次の3つにあると考えております。

①規制緩和

2016年に家庭向けの電力小売り市場が規制緩和され、7.5兆円の市場が自由化される。

エプコが住宅・家庭分野の設計サービスで成長するきっかけとなったのが、1998年の水道法の規制緩和でした。水道法が規制緩和される2年前から準備を進め規制緩和と同時にロケットスタートしたのがエプコが飛躍できた1つの要因であり、今回の家庭向けの 電力小売り市場の規制緩和も同じことだと考えております。

②5年前から住宅・家庭分野の太陽光発電に関わるサービスを手掛けているエプコ

エプコは数多くの太陽光パネルメーカー向けに、太陽光パネルの発電シミュレーションシステムを開発したり、太陽光パネルを住宅の屋根に設置する際の設計サービスを手掛けており、住宅・家庭向けでは1年間に約200メガ、50,000棟の発電シミュレーションサービスや設計サービスを提供しており、この分野ではエプコは黒子で名前は世の中に出てきておりませんが、相当な実績があると自負しております。

③HEMSアプリケーションも開発・運用しているエプコ

エネルギーに関連の深い電気設備の設計や家庭向け蓄電池の設計サービスを年間10,000棟以上手掛けているだけではなく、ぴぴパッ!というHEMSアプリケーションを開発して、スマホやWEBから蓄電池の運転制御や天気予報と連動させて、翌日の太陽光パネルの発電予報や電力の消費予報など、様々なスマートエネルギーサービスを既に提供させていただいております。

次に、スマートエネルギー市場でのエプコの強みは、3つあると考えております。

①業務力

住宅・家庭分野で電力小売りが自由化されると、約7,700万件という膨大な契約件数がオープンになります。電力小売り市場に参入する多くの企業が各家庭に電気料金のご案内をしたり、ご家庭からの問い合わせ、契約の変更など様々な業務が発生します。エプコは住宅・家庭分野のアフターメンテナンスのコールセンターサービスを大手住宅会社様や地域工務店様に提供しており、アフターメンテナンスの受付、修理手配、お客様カルテへの登録、メンテナンス内容の分析など、1日、1000件以上のお客様対応を行っている実績があります。一見、地味ですが、多岐にわたる住宅・家庭分野でのメンテナンス対応、顧客管理という業務力は、実はエプコの強みになると考えております。

②集客力

家庭向けの電力小売り市場が自由化された時には、全国に個別散在している各家庭の集客力が大きなポイントになると考えております。エプコは大手住宅会社様、地域の工務店様、住宅建材や太陽光パネルを製造しているメーカー様、全国の流通代理店様と創業以来お付き合いをしており、この住宅・家庭分野での商売のネットワークを活かしてスマートエネルギーサービスを各家庭に届けたいと考えております。例えば、住宅会社様は住宅を新築するだけではなく、その後もアフターメンテナンスやリフォームを通じて各家庭と深い接点をもっております。エプコが提供するスマートエネルギーサービスを住宅会社様経由で各家庭に届けることで、ご家庭には電気料金がお得になるサービスを提供でき、住宅会社様は顧客接点の強化につながります。こういう三方良しのネットワークによる集客力はエプコの強みと考えております。

③電力ビックデータ解析

各家庭の電力データは極めて少量ですが、契約件数は約7,700万件という膨大な件数になりますので、少量多数の電力データを集約して、分析して、スマートエネルギーサービスに利用できるようデータを加工する技術は相当高度なIT技術が必要になります。エプコは1998年に家庭向けの電力小売り市場が自由化されたイギリスで、スマートシティーのエネルギー研究や家庭の電力ビックデータ解析では世界トップクラスの研究を行っているケンブリッジ大学工学部スマートシティー・エネルギーグループと共同研究を締結しており、ケンブリッジ大学のノウハウを活かしてシステム開発を行うと共に、自由化が先行しているイギリスでのスマートエネルギーサービスを日本に応用展開するべく準備を加速しております。その1つの事例が、パナソニック・エプコ エナジーサービス株式会社で採用が予定されている、家庭向けの太陽光発電の余剰電力を売買するEneberg というシステムであり、このような最先端のスマートエネルギーサービスを日本でいち早く展開していく方針であります。

このように住宅・家庭分野で20年以上にも渡り事業を継続し、実績を積み上げてきたエプコだからこそできるスマートエネルギーサービスで、人々の暮らしにお役立ちをして、社会的な使命に貢献できる企業にしていきたいと思っておりますので、応援よろしくお願いいたします。

決算説明会時の写真

決算発表写真2

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a route 創刊にあたり

Energy  Plan  Company:EPCO(エプコ)の岩崎でございます。

この度、経営者ブログa  route  を創刊させていただくことになりました。

このa route を通じて、私が日頃考えている経営や事業内容のこと、日常生活の中での喜怒哀楽などについてメッセージを発信していきたいと思いますので、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

実はこのa route は、私の日記であり、JASDAQ市場に上場させていただいた2002年から日記を書き始め、今年で12年目になります。

このa routeは、エプコの社員向けにほぼ毎日メールで配信しており、経営の「みちすじ」という意味合いからa routeという名称にしております。

経営者ブログa routeで配信させていただく内容は、上記の社員向けから抜粋する日記と経営者ブログ独自の内容を組み合わせ、不定期となりますが、なるべく頻繁に配信していく予定です。

エプコを取り巻く経営環境や私個人の考えを皆様にわかりやすくお伝えし、皆様とエプコとの距離感を少しでも縮められるよう尽力してまいりますので、今後ともエプコへの応援の方、よろしくお願い申し上げます。

 

株式会社 エプコ 代表取締役グループCEO 岩崎 辰之

 

 

 

 

 

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