エプコの強みとは何か!

カンパニーの相乗効果今回はエプコの事業上の強みにお話しさせていただこうと思います。まず、エプコの2つのカンパニーが提供している個別サービスの内容と強みから説明させていただきます。

始めにプラットホームカンパニーでございますが、主たる得意先は大手・準大手の住宅会社様であり、大きく2つのサービスを提供しております。1つ目は設計サービスです。住宅分野の給排水設備、電気設備、ガス設備、太陽光パネル、設備機器などの設計積算業務を手掛けており、1年間に約10万戸の設計サービスを提供しております。新築低層住宅(2階建て、3階建ての戸建て、アパート)に占めるエプコの設計シェアは約14%に達しており、その業務力こそがエプコの強みだと考えております。

2つ目はカスタマーサポートサービスです。家庭分野の住宅全般のメンテナンスを24時間365日で受付けて修理手配するコールセンター業務を手掛けており、独自に開発したカスタマーサポートシステムは、顧客管理システム、図面管理システム、コールセンターシステムの3つのシステムで構成されており、顧客管理世帯数は約100万世帯、1年間に約50万件のメンテナンス対応を行う顧客管理力がエプコの強みと認識しております。

 次にスマートエネルギーカンパニーでございますが、主たる得意先は電力小売り市場に参入する新電力(企業、地方自治体)であり、電力小売りする側のサプライサイドサービスと家庭向けのデマンドサイドサービスの2つのサービスを提供しております。

まず、サプライサイドサービスは電力小売りに係わる業務全般を引き受けるバックオフィス機能の提供です。電力小売りに新規参入する企業や自治体は、低圧需要家との契約手続き、料金管理、各種問い合わせ、電力の供給と消費を一致させるための電力需給管理や電力調達など、様々な電力取引業務が発生します。また、これらに係わるシステムも必要になります。エプコではこの電力取引に必要なシステムを含むバックオフィスサービスを提供してまいります。

続いてデマンドサイドサービスは、HEMSアプリケーションを中心とした節電サービス、電力データを利活用した生活サポートサービス、省エネにつながる省エネリフォームサービスの3つのサービスを準備をしてまいります。節電サービスでは日本で初めて特許を取得したHEMSアプリケーション「ぴぴパッ!」による電力の見える化、消費予測、機器制御でスマートに節電を導きます。また、生活サポートサービスでは高齢者やお子様の見守りサービス、生活関連の各種代行サービスを提供してまいります。省エネリフォームサービスでは、電気・ガスエネルギー診断に基づく省エネ機器の設計・見積り・工事サービスを準備してまいります。

これらがエプコの各カンパニーのサービス内容でございますが、エプコの強みは両カンパニーの機能を掛け合わせることができ、それにより両カンパニーに相乗効果をもたらすことができると考えております。

例えばプラットホームカンパニーの設計業務力は、スマートエネルギーカンパニーの省エネリフォームサービスに活用することができます。同じくプラットホームカンパニーの顧客管理力は、スマートエネルギーカンパニーのバックオフィスサービスに有効活用が可能です。

一方でプラットホームカンパニーでお取引があり電力小売り市場へ新規参入を予定している住宅会社様は、スマートエネルギーカンパニーのバックオフィスサービスや家庭向けの節電サービス、生活サポートサービスを利用することができ、これまでのエプコとの長年に渡る取引の信頼関係をベースに、住宅会社様とエプコは更なる連携強化が可能になると考えております。

このように両カンパニーの強みを掛け算してエプコ全体の相乗効果を高められるのも、エプコの事業領域が住宅領域に特化しており、これまでの25年間に培った住宅・家庭分野でのノウハウや経営基盤を両カンパニーで共有活用できることにあります。

勿論、電力小売り市場は巨大市場ですので、エプコ単独で電力事業を急伸できるはずもなく、エプコの強みとパートナーの皆様の強みとを更に掛け算することが必要不可欠になると思います。

電力事業におけるエプコの考えは競争ではなく、協創であります。より多くのパートナ企業、自治体と協創して国民生活に貢献できるエネルギー事業を創ってまいりますので、引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:エプコ