建築TECH企業に向けた進化への挑戦とポストコロナ時代のエプコ

皆さま

本日は、4月1日付で変更になりました新組織体制のご紹介を織り交ぜながらポストコロナ時代を見据えた今後の展開をご紹介させていただきたいと思います。

なお、各事業部の取り組みの詳細について、今後当社の広報ブログで特集させていただきますので、ぜひ、ご覧ください。

これまでの歩み

まず、これまでの30年でエプコは業界の常識を非常識と感じ、事業構造を一変させるソーシャルイノベーションを起こすことで事業成長してきており、日本の住宅設備業界で一定のシェアを確立しました。

具体的にはプレファブ化を設備業界の主流にした設計サービス事業、設計データを活用したアフターメンテンナンス事業、住宅の省エネ事業を展開することにより。住宅のライフサイクル全般を革新するサービスを展開してまいりました。

今後の展開-2050年ビジョン-

今後もエプコがさらに事業成長を続けていくために、IT技術が進化し、更に加速する時代を見据えDX(デジタルトランスフォーメーション)をキーワードにエプコも建築TECH企業への変革及び住宅領域での事業モデルをSDGsに合致させた形で多領域へ水平展開してまいります。

■ デジタル技術で高付加価値事業モデルへ進化

建築TECH企業への変革を遂げるにあたり、当社は4月1日付で事業部体制を変更致しましたので、各事業の今後の展開を簡単にご紹介させていただきます。

・D-TECH事業(旧:設計サービス事業)

D-TECHはデザイン・テックの意味で、エプコの強みである設計データを活用したサービスを3次元化し、BIM(Building Information Modeling)プラットフォームのポジションの実現を目指します。そして3次元設計データに動画や音声を加えることで、外国人作業者への研修や携帯端末での視聴により施工ミスの削減につながるコンテンツサービスを実現します。

・H-M事業(旧:アフターメンテナンス事業)

H-Mはハウス・マネジメントの意味で、エプコの強みであるメンテナンスデータとAIを組み合わせることで、コールセンターと修理サービスの効率化を図ります。コールセンターのオペレーター向けには適切な修理方法を画面表示。また、AIによるメンテナンスデータ分析により修理そのものを低減するサービスを実現いたします。

・E-Saving事業(TECOホームテック)

E-Savingは省エネルギーの意味で、省エネ機器を所有から利用というコンセプトに基づき初期費用ゼロ円で省エネ機器を設置し、電気料金と機器利用料をセットにした新たなエネルギー利用モデルの普及を目指します。更にIoTでエネルギーを効率よく使用するエネルギーマネジメントも提供してまいります。

■ 住宅領域での事業モデルを多領域へ水平展開

・Evolution事業

Evolutionはエプコの次代を担う新規事業の意味で、エプコの建築関連ノウハウを活用したビジネスの創出を目指します。具体的には3次元BIMだからこそできるプレファブ化の実現や100万世帯を超える2次元設計データを活用した設計業務の効率化により、人手不足の建築業界における設計業務のBPO領域の拡大を目指します。また、住宅業界で培った事業モデルを海外へ水平展開し、エプコの経営理念である世界の人々の住まいと暮らしを支えるインフラ企業としてSDGsへ貢献してまいります。

ポストコロナ時代を見据えた働き方

最後に、ポストコロナ時代のエプコの在り方について述べさせていただきます。

4月8日のプレスリリース及び本ブログで触れたとおり、当社は新型コロナウィルス感染症の拡大を受けまして、中国(深圳市・吉林市)でのBCP活動を皮切りにエプコグループ全体でBCP対策を行っております。

今後はポストコロナ時代(コロナ第二波、第三波も想定)を見据え、全社員がオフィス勤務することを前提にした集中就労体制ではなく、恒常的にテレワークを取り入れた分散就労体制を構築することで、より強固なBCP体制を整備しながら、サービス品質や生産性を維持し高めていく働き方改革を推進してことが重要であると考えております。

エプコといたしましては、2050年ビジョンを着実に推進するために、ポストコロナ後を見据えた積極的な事業投資、人財投資を行ってまいりますので、今後ともご支援の ほど宜しくお願いいたします。

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