MVP研修ブログ 2014年度1Q その⑤

MVP研修ブログ 2014年度1Q その⑤

2014/06/11

【研修4日目スケジュール】
09:00  朝食
AM    観光ツアー
―    ランチ(自由行動)
PM    自由行動@ロンドン
―    ディナー(自由行動)
22:00  Imperial Hotel宿泊

 

【研修4日目所感】
14世紀や17世紀に建てられたそれらの家屋に、今なお人が住んでいるという驚きはめったにないものであった。日本では考えられない事である。その奥深さが我々を引き付けて放さない魅力なのであろう。何処に行っても観光客が多く、これらの村々が観光地化を避けられないのも頷けるが、なにやら残念なような心寂しい思いを感じた。しかし、これ見よがしであからさまな観光地でないところは救いである。
自然や歴史資産に対する住人の深い思い入れやプライドのなせる技であろう。
観光立県である我が沖縄が今後考えるべき重要なテーマかも知れない。

 

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コッツウォルズ周遊1日の旅。

どうしても行きたかったコッツウォルズ地方への現地ツアーに参加した。
西銘さんとは別行動での一人旅。

朝8時集合に合わせ、7時過ぎにタクシーでビクトリア駅へ。
1番改札前に集合というパンフレットを片手に、タクシーの運転手に行き先を告げると、「OK!」と自信たっぷりな返事。安心して座席で寛いでいた私だった

が、下ろされた駅に立った途端、嫌な胸騒ぎが・・・。
パンフレットの説明と違う景色である。

1番改札って、そんなものどこにも無いよお!
右に左に走り回ったが、人影もまばらなその駅舎は案内板もない。

時は既に10分前。やっとの思いで人の良さそうな黒人系のおじさんを捕まえて、
パンフレットを指差しながら「ここに行きたいの。」と訊ねると、
ニコニコ顔で「go straight and turn right , down escalator」。
「I see,Thank you!」と叫んで、猛ダッシュ。

まっすぐ行って、右に曲がるのね、エスカレーター、エスカレーター、あった!
ダウンね!・・・そこに開けた空間に、「ああ!!」と2度叫んでしまった私。

何と言う広さ。ショッピングモールかと見がまうほどの空間に人の波。
1番改札ってどこ?プラットホームNOがあった。
でも9、8、7、そして6、5、4・・・あれっ、1番がないよ~。

時は5分前。誰に聞こう?・・・ポリスの姿を見かけるやいなや飛びついた私。
「Could you help me?」

指差す方へ、息せき切って走りましたよ。
だって時刻は3分前。 前方に日本人観光客らしき集団を見つけた
時の安堵感はとても筆舌には尽くせない・・・。

良かった、間に合った!・・・既に出発前から1日分のエネルギーを使い果たした私でした。

 

コッツウォルズ地方はオックスフォードを始めとするいくつのも村々で構成される地域を指す。
14世紀~17世紀に建てられた家々が現存し、しかもその建物に今なお人々が住んでいるという。

おお、私の空想を超えて余りあるではないか!!

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この日訊ねたのは、バーフォード、バイブリー、ボートン オンザ ウォーター、ブロードウェイ
の4箇所。

 

バイブリーでは小川の淵の小道を水鴨の親子が行進し、
そのあまりの可愛らしさに思わず歳を忘れて「キャー、か~わい~い!」

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こんな嬌声を上げたのはいったいいつ以来だったかしら?
(ちなみに私だけじゃありません。一緒に回った同年輩の女性も、そのお嬢さんも、ニヒルな雰囲気の美女も手を叩いて大喜こびでしたよ。)

 

「スワンホテル」の外観の何と素敵なこと!
こじんまりと可愛らしく、花が咲きこぼれる窓辺から覗き見える室内はクラシックなインテリアに包まれ、安らぎと気品に満ちている。草花に溢れ返った前庭は、あくまでも自然でみじんも作為の感じられない美しさであった。こんなホテルで4,5日過ごしてみたいものだと欲は限りなく・・・。

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この日のランチは、ボートンにて。
『リトル ベニス』とも呼ばれるというこの街は、川のほとりにカフェが立ち並び、
柔らかな陽光を浴びた人々が楽しげにさんざめいている。
そんな一軒でサンドイッチを頬張った。

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本当はラム肉のお料理が美味しいと聞いて皆で探したのだが、残念ながら叶わなかった。
(私はビールが欲しかったのだが言い出せないまま、皆と一緒にティーを頂きました。グスン!)

 

どこも日本では見られない素敵な街道ばかり。
まるで物語の中に身を置いているかのようであったが、
残念ながら観光地化された側面も目に付き、やや白けてしまったのも確かである。
観光に行った私が言うのも矛盾しているが・・・。
観光立県である沖縄も、恐らく同じ矛盾とジレンマに直面しているであろう事は、推して知るべしである。

最後に訪れたブロードウェイの薄暗いパブで一人小休憩を取りながら、
そんな思いに、しばし現実に立ち戻った私でした。

・・・パブとは言っても飲んだのはコーヒーです、念のため。

 

 

(その⑥へ続く)

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